悩める事業主のブログ

2016年11月アーカイブ

ご存じの通り、日本においてTPP関連法案が衆議院を通過しました。会期中30日過ぎれば参議院の可決を待たずに自然成立する運びとなっています。日本側はこれでTPP批准したわけですが、アメリカは次期大統領がトランプ氏に決定したことで年内の議会でTPP批准は不可能となったそうです。トランプ氏はTPPに反対している訳ですから、個人的には、これで実質的に実現不可能なのでは無いだろうかと考えてしまいます。

もともとアメリカにはNAFTAが先行していて、自由貿易の結果アメリカ国内で仕事を移民に奪われたり、会社が倒産してしまったりと不満が蓄積し、今回の大統領選挙でトランプ氏支持に動いた人々の原動力となったようですね。次に控えるTPPは更に広域な貿易協定となるわけで、現状よりも更に酷い状態になるのでは無いかと考えるのは当然だと思います。

今後は2国間のFTAを強く進めてくるであろう事は容易に想像できますな。

また、トランプ氏は日米安全保障条約についても言及していまして、日本は戦争には負けたが、安全保障条約交渉では勝利した。米国は日本を守るが、日本には米国に対し何の義務も負わず不公平といった考えを28年前からお持ちのようでして、在日米軍の維持費用について更なる負担を求めてくるのか、あるいは在日米軍部隊の縮小、日本の軍備増強になってしまうのか、国防に関しても大きな要求が出てきそうですから、農産物の関税など二の次に置かれそうな気もしています。

ともあれ、次期アメリカ大統領は実業家らしく少ないコストでアメリカ側に最大の利益をもたらすような方針を打ち出しそうですね。TPPどころじゃないって事にならなければ良いのですが、疑心暗鬼でしょうかね。

P.S.
2017年産春ニンジンの播種作業が始まっています。
良値で取引される事を願いつつ汗を流しています。